夕方、ラジオを聴いていたら、あるリスナーさんの葉書への感想が流れてきました。
「○さんのお父さんが、『ピアノを買ってあげる』と言ったところで、涙が出ました。」
その一言に、私も胸がじんわり。
きっと、お金がなくて苦労されていた中での「ピアノを買ってあげる」という言葉には、
たくさんの愛情と覚悟が込められていたんだろうなと思いました。
そこへ、途中から聴いていた娘が「どういうこと?」と尋ねてきました。
私は、
「ご飯のときも、子どもだけ食べて、パパはあんまり食べられないくらい貧しかったけど、それでも“ピアノは買ってあげる”って言ったんだって。」
と、かいつまんで話しました。
すると娘が一言。
「切ないね。」
その言葉に、私はびっくり。
“切ない”という複雑な感情を理解して、そんなふうに言えるようになったんだ……。
子どもの成長って、いつもふとした瞬間に気づかされますね。
夕方のラジオが、なんだか心に残る時間になりました。

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