小学校の魔の11月と忘れ物

運動会が終わるころになると、毎年思い出す話があります。
娘が小1のとき、担任の先生が話してくれた「魔の11月」のこと。

先生いわく——
行事がひと段落して、勉強モードに戻るこの時期は、
子どもたちの疲れが出やすくて、ちょっとしたトラブルも増えるそうです。

「ご家庭でも、お子さんの行動で目につくことが出てくるかもしれません。
学校で何かあった場合はこちらで対応して、個別にご連絡します。
ですから、おうちでは必要以上に追い詰めないであげてください。
ご家庭は、子どもが安心して休める場所であってほしいです。」

その話を聞いたとき、「そんな時期があるんや〜」とびっくり。
でも同時に、「やっぱり、子育てでいちばん大事なのって、鎧を脱げるような“安心できる場所”を作ることなんだなぁ」と、すごく納得したのを覚えています。

そして迎えた11月。
娘は“忘れ物”が増えてきました。

でも、「魔の11月」の話を思い出して、すぐにピンときたんです。
「あ〜、疲れが出てきたんだな」「娘の疲れは忘れ物に出るのか・・」って。

だから、「なんで忘れるの?」って責める代わりに、
「どうしようか?」って一緒に考えられた。

先生のあの言葉、今でも私の中で生きています。
あのときの私にとって、本当に“魔法のひとこと”でした。

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