娘が幼稚園の年長だった頃、
「クリスマスプレゼントは何がいい？」と聞くと、
「…お金がいいな…」とひと言。
（え、現金？ そのリクエストはもう少し先だと思ってた…）
理由を聞くと、ガチャガチャを思いっきり回したいらしい。
（サンタさんのプレゼントが現金…？ 世界観を壊さない方法って…
外国のお金？ コイン？ チケット？ 回数券…？）
悩んだ末、クリスマスの朝に届いたのは“ガチャガチャのチケット”。
（お菓子とハート型の緩衝材も一緒に）
でも、それを見た娘は少し悲しそうな顔。
「まだほかにも入ってるんじゃない？」と声をかけ、
娘が隣の部屋のプレゼント袋を確認している間に、
私の持っていたチケットがこっそり“現金”に変わる。
「○ちゃん、チケットがお金に変わったよ」
「え？ ボンって？」
（え、効果音！？）
「う、うん…」
その後、無事（？）に、ガチャガチャを回しに行った。
翌日、娘がひと言。
「次のクリスマスプレゼントは、水が出てくる魔法のペンダントがいいな〜」
娘の欲しがるクリスマスプレゼントは、いつも親の想像を超えてくる。
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